給与の低いと言われる保育士ですが、賞与はきちんと支払われているのでしょうか?今回は保育士のボーナス事情について紹介していきます。
折角働くならば少しでも得を出来る所に就職したいですよね。
保育士の平均ボーナス額は54万円
保育士の平均ボーナス額は、54万円という結果が出ています。
しかし、これは全ての保育士の平均ですから、全員がこの額を貰えている訳ではありません。
無認可の小規模保育所などになると、賞与自体がないというのも珍しくありませんし、貰えても保育士の平均月収額である18万円前後しか貰えない人、あるいは20万円近く貰えたとしても、年に一回しか支給されないという人も多々います。
公立保育所で働く公務員保育士は毎年必ず昇給しますし、賞与も安定しています。
しかし、大して無認可や認可保育所でも経営が難航している所は、これだけの額は貰えないのです。
支給時期
支給の時期は大体どこの園も同じで、6月~7月と、11月~12月の年二回となっています。
年一回の所もあり、その場合は上記の間に一回支払われているようです。
一般企業とボーナス時期はほとんど変わらないのです。
1年目夏・冬について
一年目に関しては、園によってばらばらと言えます。
まず、最初の夏のボーナスを満額貰える所は少なく、ほとんどの場合が日割り計算したもの、半額、園によっては寸志程度の額になる所もあります。
対して、冬のボーナスはほぼ必ず満額が支払われます。
ですから、最初のボーナスを満額くれるという条件の園はかなりの高待遇求人であり、なかなか見かけないものなので、見つけたらすぐに抑えておく必要があります。
そもそもボーナスはでるのか?
保育士は薄給だからボーナスが出ないのでは…と思われがちですが、いくつかの条件を満たせば大体どこの園もボーナスを支払ってくれます。
条件というのが、以下のものです。
大規模なグループ運営を行っている
支払ってくれる所の大半が、運営に余裕がある所ばかりです。
大きな社会福祉法人でいくつも園を運営している所、一つしか運営していないながらも大規模な園である為に余裕がある所、認可保育所または認証保育所で補助費を貰っている所、こういった園がボーナスを支給してくれる園です。
対して無認可などの園になると補助費も貰えていませんし、園児の数も増減が激しいので安定せず、ボーナスは見送りになったり、減額されてしまう事も多々あるようです。
求人票に書いていれば必ず出してくれる
求人票でボーナスの記載があれば、多少の減額はあってもボーナスは支払われます。
必ず求人先を探す際には、求人票に賞与の文字があるかどうか確認しましょう。
賞与回数
もう一つ注意したいのは賞与の回数です。
一回であれば、その一回の際に園の経営状況が悪いと、なしになってしまったり、減額が行われます。
二回であれば、一回が不調に終わっても、二回目に満額支払われる、または必ず一回分は手に入るので安心です。
なるべく賞与は二回に分けてくれる園を探した方がいいでしょう。
ボーナスが出ないならば転職を!
長く保育士として働くつもりがあるのならば、賞与が出ない園で働く程勿体ない事はありません。
長く勤めれば勤めるだけ、貰っている人達と生涯賃金に差が出て来てしまいます。
同じ仕事量をこなさなければいけないのに、賞与が貰えないのは非常に勿体無い事です。
そこで、もしも賞与が貰えない場合は、保育士の転職サイト・転職エージェントを利用しましょう。
1年目の最初のボーナスも満額支給してくれる園もすぐに見つけてもらえます。
自分の職務経歴を活かして、是非とも待遇の良い園にスキルアップ転職を目指してくださいね。